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一言居士の独言

学さんブログでの検討記録4

[連投1]
>>学さん
ご疑念の件、以下でした。
2019/3/12(火) 午後 4:19
2019/3/12(火) 午後 4:40
①内部細胞塊ICMと接することにより、STAP細胞もICM様の動きをするようになる
②彼(若山さん)がESを渡されたと断定したとの事実は無い
③STAP細胞は酸性浴で一過性に小さくなり、幹細胞になる過程で元の大きさに回復した
④幹細胞は何の元細胞からできたのかわからないのだから、STAP幹細胞の大きさは議論できない

[連投2]
①の件、まずSTAP細胞は刺激惹起という手法がメインです。STAP酸浴凝集塊を基本トリプシン処理して一個一個ES細胞移植の時のように拾って挿入してもできなかったし、まして、普通の体細胞をキメラ胚にインジェクトしてICMと接触させてもキメラはできません。ICMと接触させる共培養という概念ではそこまでの転換能力は無いようですね。ntESは除核卵の細胞質の中に体細胞核を入れるんですから、インナーセルマスとの共培養概念とはまた違っています。
では、幹細胞の樹立の時はどうかというと、まず、STAP細胞はそのままで何もしないでもキメラができ、かつ胎盤にも貢献するというICM以上の能力を持っていることになっていますよね。ただ、自己増殖能がないだけですね。だから幹細胞の樹立に関してはという言葉の意味は取り出して培養すると増殖をし始めるという意味に受け取っていいはずですね。共培養すると自己増殖能を得ると。
[連投3]
自己増殖能とは何かということになりますが、ESの場合はもともとのインナーセルマスが自然の幹細胞なんですから増殖能と分化能の両方を兼ね備えている。自然の発生では多能性細胞は増殖しながら分化し、また増殖し、更に分化してまた増殖するという過程を経て胎児形成して出産に至るわけです。
ES細胞はその自然の多能性細胞を試験管内に取り出して、分化抑制剤を添加した培地でもともと持っている増殖能だけを働かせるわけです。
[連投4]
キメラができているとされているSTAP細胞も同じ働きがあって、キメラ胚の中では最終的には胎児形成するのですから増殖能と分化能の両方を持っていることになります。ところがこれが酸浴でリプログラムされた状態のままでは増殖能が極度に弱くて1週間ほどで消滅してしまうとされている。この1週間で消滅するというのは丹羽さんの検証作成した酸浴細胞凝集塊の幹細胞化でも同じだったようです。系譜決定されてしまった体細胞もさらなる分化はもうできませんが体細胞分裂はできますから、培地が適正であれば増殖はします。でも長くは続かないということでしょうね。
[連投5]
参考
>while a small number aggregates gave rise to colonies containing small cells with large nuclei, resembling the morphology of embryonic stem cells. However, most of these cells ceased proliferation at day 7 and gradually regressed. 
[連投6]
丹羽さんは最終的プロトコルによってSTAP幹細胞誘導しています。クムリナ書き込みから推定されているキメラ胚に入れてから取り出すというような作業は行っていません。論文の検証なんですから当然ですね。でも我々は若山さんがどうやって幹細胞化したのだろうかと推測する過程で、クムリナ書き込みから推定しようとして、キメラ胚に入れてインナーセルマスと接触させると増殖能が高まるのだという可能性を考えるわけです。それが学さんのという言葉の意味ですね。
[連投7]
そうかもしれない。でもそうでなく、若山さんはntES化させていることを隠したまま、<たとえば細胞の樹立がなかなかできず、STAP細胞を注入したキメラ胚を使って初めて樹立に成功したデータは、当初それだけで論文にするつもりでしっかりした表と解析を行っていたのですが、途中から直接簡単に樹立できるようになり、葬り去られました。>と、あたかも後にESを渡されていたのだというストーリーに説得性を与えるために、ただ伏線を張っているだけかもしれません。
[連投8]
そここそ<ある派>とである私との根本的違いです。私はそのやり方では増殖し始めることはないと思っているんです。学さんは増殖し始めると思われている。ここは所見の違いですから別に問題ありませんね。
対して、まず若山さんが何をされたのかは置いておいて、小保方さんは論文リヴァイズの最中から若山さんに伝えられた最終的プロトコルに従って自分の作ったSTAP細胞をSTAP幹細胞に転換できないと訴えていました。また、丹羽さんは検証実験で小保方さんのアドヴァイスも受けて、小保方さんと同じような細胞塊をたくさん作ることに成功し、それをプロトコルに従って幹細胞転換しようとしてできなかった。ということは彼ら二人が行ったことと、若山さんの行ったことが違うということです。
[連投9]
違いの原因の可能性は以下ですね。
1.若山さんは小保方さんに毎回ES細胞を渡されていた。(桂報告書結論)
2.若山さんは渡されたままのSTAP細胞を共培養等で幹細胞化に成功しているのにそれを黙っているから、小保方さんと丹羽さんが知らされているプロトコルではできない。(学さん、Ts.Marker さん、和モガさんたち仮説)
3.若山さんは後には渡されたままのSTAP細胞をプロトコル通りに培養誘導出来ているのに、何かプロトコルに嘘を書いているから二人にできない。
4.若山さんは後には渡されたままのSTAP細胞をプロトコル通りに培養誘導出来ているのに、何かプロトコルに個人手技の違いがあって二人にできない。(手記にある若山さんの説明)
[連投10]
5.若山さんは別途興味から行っていた小保方細胞核使用ntES実験でのキメラ作成をリクルート上の都合があって、小保方さんの細胞から直接できたと一時的のつもりの嘘をついた。また、ntESをそのまま幹細胞だと主張せず、キメラ作成時に作ったキメラ胚をキメラ用と幹細胞用に分けて同時樹立の形にした。従って若山さんにとってのSTAP細胞はSTAP細胞核使用ntESだということになる。(ntES仮説)
[連投11]
2は私が以前からお尋ねしているように、なぜできているのに隠したり、論文を取り下げたりしたのかの説明が必要ですね。5はここでは論じません。
で、次が<②彼(若山さん)がESを渡されたと断定したとの事実は無い>というご意見です。桂報告書はFIは太田ES、GOFマウスは学生のntES、AC129とFLS-Tシリーズは若山さんの作ったコントロールESだと言ってますね。太田ESを解析のために理研に提出したのは他の誰でもない若山さんです。今入手経路を問うてもパートナー氏に返事がなく、理研側からも明確な回答がない。しかもAC129で使われたコントロールESは個別にどのラインかも識別されて、129B6F1ES-1だと割り出された。それが保持されていたのは理研側の小保方フリーザーの中でなく、山梨大の若山さんがそれを持っていたんです。ここはご承知のようにOoboe さんとパートナー氏の追求されてる方向です。若山さんは断定しているのではなく誘導しています。
[連投12]
そして、<③STAP細胞は酸性浴で一過性に小さくなり、幹細胞になる過程で元の大きさに回復した>ということですが、CD45+細胞→酸浴でやせたSTAP細胞→培地回復したSTAP細胞ということですね。STAP細胞とSTAP幹細胞はCD45+細胞より大きくはならないと思っています。そして前回Hidetarouさん宛に回答した連絡にも書きましたが、あのeの写真は中間で曖昧ですね。認めます。何とも言えない。ただし、桂調査チームはその問題を調べて結論を出すことはできたんですけどやっていません。意図的にやらなかったとみています。
[連投13]
最後に、<④幹細胞は何の元細胞からできたのかわからないのだから、STAP幹細胞の大きさは議論できない>は誤解ではないでしょうか。小保方さんは論文では主にリンパ球で酸浴細胞を作っています。脾臓のミンチから始まります。もともとある細胞は前回書いたようにね。遠心分離の後にそれをCD45抗体でFACS選別していますから一番強く反応するリンパ球であるB細胞とT細胞が選別されます。そもそももともとそれ以外は10%しかないものをFACSで取り除いているのですから、いくらFACSが厳密な選別でないといっても10%からほとんどがふるい落とされると考えると99%に近くリンパ球だけになっていませんか。
[連投14]
ただし酸浴後に何が生き残るか、そして何がより強くてコロニーを増殖支配するのかは別問題ですね。ライブセル・イメージングで蛍光細胞が動いているのはマクロファージの動きですよね。他の細胞はあんなに大きく動く機能を備えていません。ですから学さんの所見にも一理あると思います。でも根本に戻って、白血球の大きさはマクロファージも含めて5から10マイクロメーターの大きさなんです。それに対してES細胞の大きさ、もしくはインナーセルマスの大きさはそもそも一回り大きいのだというのが私の主張です。私の感覚では白血球7マイクロメーターに対してES細胞は10マイクロメーター以上で体積にして倍以上という感覚でいます。
[連投15]
一応ここで残されている問題はあのねさんの非リンパ球説と、桂報告書擁護者のES細胞をポトリと一滴垂らしたという説ですかね。後者は間違いですが、それを論じるとたぶん私のntES論の根本である、桂報告書の主張する事故コンタミの可能性は太田ESを解凍したという行為によって否定されているというところから順番に押さえ直して説明しなければならなくなるでしょうから、ここで論じないと約束している以上、述べません。以上です。
  1. 2019/06/01(土) 06:56:35|
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