2ntブログ

一言居士の独言

AC129を巡る問題10

(本題に戻る)

犯人は既に若山さんだと分かっている。アクロシン発見に至る経緯は白々しい小芝居だというのは理の当然ということになる。

①自分は「僕のマウス」を渡したのだという嘘が起点になる。証拠は何もない。実験ノートの記載すらないことになっている。
②FLSを作成している頃には小保方さんの後の論文記載によればGFPはB6側にのみ入っている認識で、それに対する共同著者である若山さんの否定も無い。
③4月にヴァカンティが米国特許仮申請をした。
④その後に当時結果の出たジャームライントランスミッション実験で、小保方さんに対して、GFPが半分にしか来なかったという情報を刷り込んだ。そもそもヘテロなら半分にしか来ないのが当たり前だが、ここであたかもホモで渡していたつもりだったんだというアリバイを作っている。実際には半分にしか来なかったのが事実なので、ヘテロだったということで、小保方さんはこの時にサンプルに+/-表示した。そもそもキメラ子以前にその親は全部オスだったのに実に白々しいことをしていると今となってはわかる。
⑤その後「僕のマウス」でES細胞を作って小保方さんに渡した。
⑥AC129の実験の話はその後の出来事である。

私の手法ははっきりしていて、若山さんが犯人であるから、何をしたかと推測していく作業です。若山さんが犯人であるのだからこうしたはずだと推測して、実際にその痕跡が無いかを確認していく。仮に私の出発点が間違っていたら必ず深刻な矛盾が出るということです。今のところ出てない。私としては難問にぶつかるたびにどうしてこんなにいつも考えた末には問いが解けてしまうのだろうかと驚く。逆の立場で考えていた初期には経験しなかったことですね。多分出発点が正しかったのだろうと推測している。
Ooboe さんは私が考え続けている意味を誤解されているかもしれませんね。若山さんが犯人だという確信は何も動いていません。私にとってはもう結論は出てしまっているんです。でも、だからと言って、彼の行ったことの全てがわかったわけではない。分かってないことの中で最大の難問がAC129なんです。これは基本三誌論文とは無関係で、TCR再構成検証、胎盤蛍光問題、ローザ、そして8月のGRASへの試料提出へと繋がっている問題で、小保方さんは後のレター論文に書いているようにAC129でキメラが作られたと聞いていること、そして公共データに登録されている諸細胞が基本F1であって、129ではないということとの間に大きな矛盾があって解明を待っている。だから考え続けているだけです。

L氏はこの分野の専門家らしいので私の専門知識の足りないところを補ってくれるのではないかと思って、Ooboeさんは議論してもらいたがっておられる。その議論を聞くことによってご自分の理解も進むと期待されている。
まず大間違いの認識を改めていただきたい。このSTAP問題をネットで扱っている人々に本物の専門家は一人も居ません。相沢さんは事件に関してあなた方とは話さないとおっしゃりませんでしたか。丹羽さんがこの件に関してあれから何か語られましたか。清成さんも何もおっしゃってませんね。私と例えば丹羽さんと議論をしたらOoboeさんはその議論を通してご自分の理解が進むと期待されている。丹羽さんでなくてもいい。本物の研究者とど素人代表の私が対話して、専門家の意見を聞き出してほしいと。大間違いなんです。
本物の専門家が私の質問に答えてくれるなんて思っていることが大間違いです。専門家が話せる位なら私が質問しなくても既に本が出てますよ。彼らは語らないと決めているんです。語っているのは有象無象です。Lさんもそうです。英国に何しに行ってるんですか。明治の学生は国家のために勉強した。ホームシックにかかって時々日本のブログに書き込んで寂しさを紛らわしているような暇なんてあったら勉強してますよ。
こういう状況で誰と対話しても得るものはありません。残念ですが、官僚制度の弊害が及んでいて、ラブオンザビーチというのは社会問題ですからね。STAP事件問題ではありません。ときどき羽蟻が飛んでるのをみかけるようになったら既に社会の基本構造に白アリがたかっていると見ないといけませんよね。

わたしは常時チェックしているんですよ。
>>
5558. 澪標
2019年11月12日 13:46
Lさん
 一言居士さんの「長い記事」とは、「AC129を巡る問題、1~8<以下Ac129.Xと表記>」だと思いますので、これを前提にコメントします。

 一言居士さんによるAC129.X論考は、学術的論考の規矩をはるかに逸脱したものと存じます。一例を挙げると

❶AC129.6ではSTAP様塊のキメラ実験においての、実験を実施した清成さんの意図的ともいえる沈黙
❷AC129.9ではChiP-seq lysateの存在有無を巡っての、伊藤さんによる意図的対処

それぞれの存在に言及していますが、その存在”立証法”は極めてレトリック(排中律の存立保証のない状況に置いての排中律の多用等)に満ちたものであり、プロパガンダとしか言いようがありません。

 プロパガンダであろうとなかろうと、一言居士さんご本人の主張(便所の落書き)に沿うもので限りにおいては、等閑に附せばよいことです。
 しかし第三者が別の場で、一言居士さんの所論について考察対象として、広く意見を求めるとなると別問題です。
 Lさんご自身が、一言居士さんの所論、立論方法、措辞の置き方について総括的評価を行って後にこそ、個別問題への言及・他者の意見の募集が可能と愚考いたします。
<続く>

5559. 澪標
2019年11月12日 13:50
 リゴリスティックにすぎるとお考えかもしれませんが、当ブログ、したらば掲示板、現在の自己ブログにおける一言居士さんの言説を振り返れば当然の帰結と存じます。
 くり返しになりますが、一言居士さんの言説でまず問題となるのは「主張の当否」ではありません。「主張がDue Processに則ったものであるか」です。
 敢えて申し上げます。興味の赴くままに話題を拾い上げ、言葉を発するのは幼児の伎と存じます。

 蛇足ですが、私の一言居士さんの発言への評価は
 和田家文書(東日流外三郡誌)についての古田武彦博士の論考と準同型の、”アプリオリに措定された結論<博論記載のC.Vacanti留学時代の一連の実験は真実>”から倒立的に構築されたポレミックなファンタジーです。
 <博論記載のC.Vacanti留学時代の一連の実験は真実>について、色々論考されていますが、正典(「あの日」&「博論」&「Tissue Engineering論文」)と外典(「小保方晴子日記」、「不服申立書」、「不服申し立て時の記者会見」、「STAP発表時の記者会見」、「STAP HOPE PAGE」)の間に存在する矛盾点には一切言及していません。



ここに書かれていることはすべて間違いでスピン記事に過ぎない。彼は正しくスピン屋としての仕事をしているんです。でもL氏に関して「敢えて申し上げます。興味の赴くままに話題を拾い上げ、言葉を発するのは幼児の伎と存じます。」という批判部分は単なるストレートボールです。私のL氏への評価は以前からこれです。若くて思考が浅い。多分語り合っていると彼の専門知識は私の参考になることはあるでしょうね。でもそれ以前に思考の深度が噛み合わないと思いますね。相手が何を考えているかに思い至らない。これは持って生まれた性格もあるんですよ。物を考える仕事に向いてないかもしれませんね。違う分野の方がいいかもしれない。
上の引用に対するLさんの理解は以下です。最後の部分ですね。澪標なる人物は私の論に対してスピンをかけているんですけど、Lさんが理解したようには言ってませんね。L氏はまず相手の思考を理解するという基本的な作業ができない性分です。これはスピン屋として意図的に誤解を作っているのではありません。


5580. L
2019年11月14日 04:45
5560. 体内時計さん

>Lさんが仰る「意図」とはなんですか?

「意図」が何か不明と言ってますから、分からないという事です。モンキーさんのコメントにもありますが、使っていないRosa GFP knock-inを筆頭著者が自力で持ち出すとは考えにくいですよね。一言さんの記事を見て、誰かから、何らかの意図で、このマウスについてのインプットを得た筆頭著者が、このマウスを使ったと思い違いして書いてしまったと推測しましたが、モンキーさんの推測も有り得る話だと思いますよ。いずれにせよ、幾つも有り得る可能性のうちの一つでしかないですから。信頼できる情報が全然無いので、可能性を絞れませんから、疑問点としては残りますよね。

モンキーさんにしては珍しいと思うのですが、引用されたコメントにはたくさん推測が入っていて、簡単に納得はできないと思いますよ。ご自身の考えにフィットするコメントについては、推測であっても「納得」し、合わない推測について反論する、というのはバイアスですね。

一言さんのご意見は、澪標さんがおっしゃるように、彼の仮説に合うものをつなぎ合わせたもので、バイアスまみれですが、その中に一部でも真っ当な考察があれば、私は参考にしますよ(今回は読み込む暇がないですが)。体内さんのご意見についても同様で、モンキーさんの推測は、有り得るストーリーの一つだと思いますので、参考にさせて頂きます。(が、即納得するわけではありませんので、ご理解を)



「一言さんのご意見は、澪標さんがおっしゃるように、彼の仮説に合うものをつなぎ合わせたもので、バイアスまみれですが、」という理解が既に間違ってる。澪標氏は「当ブログ、したらば掲示板、現在の自己ブログにおける一言居士さんの言説を振り返れば当然の帰結」と書いている。そこから出発してわたしがデューを守ってないという具合にスピンを掛けていくんです。L氏ではスピン屋にもなれないでしょうね。

澪標なる人物は私の方法論が筋が通っているということを認めているんです。それが「当然の帰結」という言葉に現れてくる。私が「仮説に合うものをつなぎ合わせたもので」矛盾なく事件の結末を説明できているということに関して否定していない。私の方法論を否定するのなら、私の構築したストーリーに関して個別具体的な矛盾を指摘しないといけない。
逆に私は桂報告書のストーリーに関して個別具体的矛盾をたくさん指摘している。ここの「桂報告書疑義」に網羅している。
彼は私の諸論考の矛盾指摘ができないので、科学的方法論にまず法学的概念であるデューを捏造して、スピンの手法としている。指に唾をつけた瞬間ですね。論考はただ合理的で内部諸矛盾がなければそれでいいんです。科学の場合には物的実証が出来たらそれでいい。デュープロセスなんてありゃしない。
実証は素人側ではできないので、結局は理研チームの行った結果に関しては基本それをよりどころとするよりないんですね。ど素人は実験できないからね。専門家でも予算無しではできはしない。怪しい奴らだけど、科学者としての誇りくらいは持ってるだろうという仮定で信じるということですね。本当のことは隠すにしても提出しているデータが嘘ということでは自ら耐えられないであろうと。

まあ、彼らが例えば一つだけ。ntESG1のラベル記載と中身が違っていたということに関して何か合理的な説明ができたか、或は説明しようとしたかということを考えたらわかる。彼らが行わねばならないのは自分たちのストーリーである小保方さんのESコンタミという趣旨に対しての疑義に解を与えることです。で、相手の説を批判するときには言ってることが矛盾していると具体的に指摘すればいいんです。彼らはどちらもやってない。だから鉄さんにクソがと言われるんでしょうね。

(基本事実)
キメラは出来ている。

①論文通りにキメラができた。
②小保方さんが若山さんを騙して既存ESを渡したことによってキメラができた。
③若山さんが小保方細胞核を使ってntES化させたキメラをリクルートの都合で一時的に直接できたかのように語った。
④若山さんが誰も思いつかないような手法でキメラを作った。
⑤その他


Ooboe さんに申し上げておきますけど、①は無いんですよ。というのも再現実験してますよね。出来てない。論文発表するということは他人はともかくとして、論文の著者たちには簡単に再現できないといけないんです。条件が少しでも変わったらできないというのは、まだ解明途中なので、論文で公表されるべき段階ではありません。論文には何度でもキメラができたと書かれている。従って、いろんなことは考えられるにせよ、論文通りのSTAP細胞は無いという言辞は正しいんです。
①ならば論文通りにキメラは出来たのだが若山さんが参加しなかったから再現できなかったということ以外にありません。出来ている細胞を若山さんが隠したということです。若山さんが犯人だということですよね。なぜそんなことをしたのか考えないといけない。

②は桂報告書のストーリーです。矛盾指摘は嫌というほど行われていて、誰も解を発表してない。今パートナー氏だけが唯一行動されている。他は私も含めて話しているだけだ。

③これが私の説です。今のところ矛盾指摘はない。無論分かってない謎は多いので、ここが明らかになって結論が否定されるということはあり得ることでしょうね。でも今のところ何もわかってない。

④⑤はお手上げですね。


(私は何を考えているのか)

L氏は学生なのではなくて研究所か何かに勤務されているようてすね。
>>
5603. L
2019年11月17日 06:58
一言さんは、細かい解釈の積み重ねで論理展開するので、きちんと読まないと意見できないんです。あまりに長いので、最後のところだけ読んで、ちょっとおかしいなと思うところだけコメントしました(最後のところはそれまでの本文とは完全に独立しているように見えたので)が、まさか2番のところで噛みつかれるとは思いもしなかったです。とりあえず1番と3番がおかしい事をお伝えしたかったのが本心です。本文は今の仕事がひと段落ついたら、よく読んだ上でコメントする事にします。

モンキーさんのコメントに納得できないのは、あまりに笹井先生に失礼な推測だと思うからです。笹井先生がそんないい加減な形でメソッドを書くとは考え難いです。なので、筆頭著者が書いた(あるいは筆頭著者からのインプットで笹井先生が書いた)と私は推測します。この場合は、まず、筆頭著者に誰かからRosaマウスについてのインプットがある必要があると思いませんか? だとすると、どのような意図でインプットがあったのか、疑問に思いませんか? 謎でしょ?

5604. L
2019年11月17日 07:37
あと、Oct4抜きのiPSの論文がちょっと話題になってますね。Oct4があるとリプログラミングの質が悪くなるとの事で、Oct4をマーカーにしたSTAPでは限界があったという事でしょう(仮に何らかの現象が筆頭著者のOct4-GFP陽性細胞に起きていたとしても)。

私の考察結果は一枚報告と一枚報告補記にある。ここは考察ではなく結論です。AC129を巡る問題は論考中ですから、分かりにくいのは当然で、本人が分からないから考えているわけです。ただ、考える前には必ず直感がある。それを述べておきましょう。


小保方さんのそもそもの論文の主旨はシンプルな主張です。細胞をもちゃもちゃ扱っていたらPCR検査でOct4発現する細胞をみつけ、それを培地誘導したら三胚葉に分化した。テラトーマはできなかったが、ヴァカンティ足場を使ったらテラトーマ様の分化があった。理研に来て、白血球を酸浴させたら、Oct4-GFPが大量に発現するようになり、PCRで確認したら、内在性Oct4遺伝子も発現していた。キメラを若山さんに作ってもらったらできなかった。だから米国に戻ってそのできなかった結果も含めて論文に纏めて発表しようとした。2011年11月のことです。

11次元氏はここまでの間に小保方さんが捏造していると言ってる。一番大きな要素は三胚葉分化させたことですね。ESを混ぜたんだよと言ってるのと同じです。
こんな論文はどこにでもあるでしょう。これが何かは今からの解明を待つ話ですよね。何か妙な発見があったよと言ってるだけだ。ここに小保方さんがES細胞をポトリと垂らして三胚様分化させて、発見だと騒いだのだと言ってる。面白い男ですね。
ヴァカンティ氏はこの時点(ティシュー論文発表時点)では特許申請していません。論文発表にとどまっている。小保方さんの博士号取得を待って自分のところで雇用し、この研究を続けさせてその成果を特許申請しようとしている。
ずっと後になって、笹井研で小保方さんはこの試験管内三胚葉分化実験を行って見せている。当然この時もES細胞を垂らしたということになりますね。ヴァカンティ研で見た仲間たち、東京女子医大で大和氏が見たもの、恐らくは若山研でも見せたはずの、そして笹井研では笹井さん自身が見たと言っている三胚葉分化実験はESだったのだということになる。これが11次元氏が主張していることですね。
11次元が指摘したティシュー論文の瑕疵はTCRのバンドの写真が捏造だというものです。この件に関してはヴァカンティ研から説明があって、手伝ってくれた仲間のミスだと小島氏が謝罪した。つまり、事実図の間違いはあったということです。
で、11次元氏はこれをどうするつもりなんでしょうね。ESコンタミだと言ったのは彼ですよ。この始末はどうなっているのか。
更に、再現実験で、これほど確実な検証チャンスがあったのに、三胚葉分化確認実験が行われたのか否かの理研発表が無い。これはキメラ作成なんかとは比較にならないくらい簡単に出来る検証です。私はやっていると思ってますよ。なぜならここで三胚葉分化しなかったら、小保方さんの捏造は確定するじゃないですか。事件は終わってしまいます。
ここで三胚葉分化した結果が出ていたらどうなるか。これってただティシュー論文、博論に捏造が無いということが証明されるだけだ。理研でのネイチャー論文が捏造であるか無いかとは無関係だ。しかし、11次元氏には落とし前をつけてもらわないといけませんよね。どれだけ騒ぎまくったか。この人が誰だったか、正体を暴くべきでしょうね。

三胚葉分化実験の結果に捏造がないのなら、早稲田大学は小保方さんの博士号を剥奪することはできません。理研で何があろうと関係ない。
でも、早稲田大学が博士号を剥奪した理由は小保方さんが自ら博士号を一旦返上して再試験を望んだので再試験の結果博士号を与えなかっただけです。ティシュー論文と博論に捏造が認められたということではありませんね。早稲田はそんな証明はしていないどころか、事前の調査で博士号剥奪は出来ないと結論しています。彼女は自分から返したので博士号を失ったんです。その時早稲田大学がどんな説得をしたのかは又別の事件ですね。再試験して再付与すると騙したんでしょ。何しろ草稿を提出した落ち度と、それを確認もしないで受け取った落ち度とをバターにしたということですよね。で、正しい本論文を出したけど今度は落第させたということです。私は詐欺に類した行為で大学は小保方さんの支払ってきた授業料は全額返還しないといけないんじゃないかと思いますね。

キメラはこの後にできたんです。

若山さんは別の実験を始めてのだというのが私の仮説で、その仮説で事件を追っていくと何もかもがうまく整合していく。その結果は一枚報告とその補記に書いた。でもまだ分かってない問題がある。キメラができたにとどまらない、幹細胞化研究の実態です。それを今、AC129を巡る問題として考えている。
若山さんが犯人なんです。犯人は何をしていたのかと考えているんです。一旦自分の仮説を造ったら安易に立場を崩してはいけない。ちょっと難問にぶつかったら反対側に振れるようでは、逆にそちらでも難問にぶつかって、あっちとこっちと行き来する。とことん自分が間違ってると納得できるまで仮説を変えてはいけない。

放医研なんかに頼まないで、タカラバイオに金を払ってちゃんと調べてもらったら内在性アクロシンと間違えたなんてど素人みたいなことは言わないでしょうよ。

批判するのであるならちゃんと私の思考計画に沿って批判助言してもらいたいね。私が何を追っているかが分からなければ批判もできないでしょう。遺伝子解析は高いお金を払えばちゃんとその道のプロがやってくれる仕組みがもうできている。機械そのものの値段が高いから減価償却費が高くなる。だから一件数十万という検査費用になる。でも数十万払ったらちゃんとやってくれるから商売として成り立っているんです。間違えて済む商売だと思ってるんですか。賠償問題になるよ。それくらい確度高くやれる技術があるんでしょ。放医研が何を間違えたって? その理由が理解できるから①の問題は解決済みだって? 無料だったからいい加減にやって間違えた挙句小保方さんの印象を悪くするのに役立てたって? 頭大丈夫か? 警察だったらわざと間違えたふりをしているのだという疑義から検討し始めるでしょうね。

手記を読んでないという時点で既にこの問題を論じる資格が無いんだよ。小保方さんが犯人なら、手記は犯人の書いた言い訳だ。警察は喜んで読むだろうね。書かれていることの裏を取ればいいだけだ。彼女が犯人であろうとなかろうと犯人だと疑われている人間が語っていることは事件のカギになる。光る精子で顕微授精してましたって書かれれば、ああ岡部マウスはいたんだよな。若山さんは常時維持繁殖させているんだよなと気づける。アクロシンが出たとなったら、まず自分の維持繁殖から疑うべきでしょ。どうして6年も前の太田ESが出て来るんだい。ほんとに「僕のマウス」を渡したのか。実験ノートに書かれてないじゃないか。何か証拠出せよということでしょうよ。遠藤氏が調べたらアクロシンだったって? 臭い芝居するなよ。

そういう風に疑っていくんだよ。そしてその自分の疑いが間違いだと証明されたら逆が証明されたことになるんだ。どちらから疑って行っても同じ結論に至れるのさ。情報がフルに出そろっていればね。ミッシングリングがあるときはいくつかのか可能性が残ることになる。僕は一つ示している。理研も一つ示したが内部矛盾を指摘されて否定された。L氏はどういう可能的解を示すのかな。そして僕の解に矛盾があるのならどう指摘するのかな。恐らく手記を読みもしないで何のストーリーも描けないと思うけどな。必要な情報で欠けているものがありすぎる。若山さんは彼女をリクルートしようとしたということを手記を読んでなければ知らないはずだ。裏返すとなぜ小保方さんが理研の客員で研究することになっていったのかを知らない。これだけでも既に致命的な知識不足がある。


(AC129に至る経緯)

1.ヴァカンティによる米国特許仮申請
2.ジャームライントランスミッション結果が「ホモを渡していたのにヘテロだった」という小保方さんへの刷り込み情報
3.「僕のマウス」ESの作製(129/B6)
4.胎盤蛍光STAPキメラの発見(129/B6)
5.CTSの作製、胎盤蛍光CTSキメラの作製(129/B6)
6.「僕のマウス」TSの作製(129/B6)
7.ネイチャー誌のリジェクトを受けてのTCR再構成確認実験
8.幹細胞に関して小保方さんに直接やらせなかった
9.幹細胞とキメラTCR結果が若山さんの予期した結果で無かった可能性
10.AC129の実験(129ローザ)、キメラ作成
11.B6/129による何らかの実験(ntESG1、G2 ?)、公開データ登録情報(B6/129)
12.GRAS提出試料(129/B6)の実験?
13.GRAS提出STAP細胞(lysate)が「僕のマウス」ESになるようにした犯罪行為
14.AC129の中身を「僕のマウス」ESに入れ替えた犯罪行為


この時期にハーヴァード側と特許でもめている。そして10月の末に小保方さんがヴァカンティの許に帰ってしまう。その間に何が行われていたのか。この辺りの解明が求められている。


1.ヴァカンティによる米国特許仮申請

ヴァカンティはティシュー論文の成果では特許申請していない。キメラができたと聞いて、そして小保方さんが最初のネイチャー投稿論文を書いた時期に合わせて特許の仮申請をしている。無論小保方さんが筆頭著者でヴァカンティが責任著者、そして若山さんが共同著者に名を連ねていたでしょうね。私の仮説ではこのキメラは小保方細胞核使用ntESからのキメラですが、彼女とヴァカンティはそれを知らない。2月頃に若山さんは小保方さんを山梨大の助手で勧誘している。前年の勧誘を入れると2度目の勧誘です。人事秘の解けるここまで彼女を引き留めるための便宜的嘘だったのだと推定している。ここで彼女が行かないとはっきり返事しなかったのが事件の遠因と考えている。無論、行くという返事はできません。彼女はこの時の現在ヴァカンティ研の所属ポスドクで、給料をハーヴァードからもらっている。
恐らく彼女はまだ論文が書かれていないのでヴァカンティとの約束が果たされていないと答えたでしょうね。10か月後結局彼女はヴァカンティ研に帰ろうとしたんです。つまり山梨に行くという明確な意思は無かったんです。それをずるずる引き延ばした結果になった。4月にネイチャー論文を提出した。約束は果たされた。でもリジェクトされた。ESコンタミだよ。なんて杜撰な研究室だとあっさり拒否された。
ヴァカンティ氏はこの論文をティシュー誌に掲載し、論文は出たのだから約束通り、小保方さんを解放してくれて、若山氏は望み通り小保方さんを山梨大に連れていける筈だった。
でも、ヴァカンティ氏はそうせずに米国特許仮申請して、小保方さんにはメジャー誌を目指しなさいと励ました。キメラができているのなら当然の判断ですね。

2.ジャームライントランスミッション結果が「ホモを渡していたのにヘテロだった」という小保方さんへの刷り込み情報

若山さんは小保方細胞核は何物かだと思っています。キメラを作って見せてやったのはただ単に翌年に助手勧誘するための時間稼ぎのいたずら理由だけではない。なぜならば、もしそうなのなら、彼女が断った時には、何かの実験ミスでキメラができたようだといえば終わる話です。他所の誰かに頼んで確認してもらってくださいとやんわり縁を切ればいいだけで、ヴァカンティに対してもそんなにむつかしい言い訳でない。
小保方さんは行くということは言えないが、逆に自分の意思で行かないということは言えたんです。でも10か月後には帰ってしまったほど行かない可能性も自分の心の中に抱えたまま、行かないとは言わなかった。言ったら縁が切れて論文完成まで行けないかもしれないとは考えるでしょうね。
仮に彼女が桂報告書の主張するようにESコンタミさせた捏造犯人だったとしたら、捏造した結果は論文にならないとどういう意味でも評価になりませんから、論文までは書かないといけない。書いた結果は若山さんのところで研究を続けるのか、ヴァカンティのところで研究を続けるのか、いずれにしても再現はありませんよね。歴史的経緯としては理研に採用されて、特許申請し、自分は逆流性食道炎モデルマウスからSTAP現象を確認する実験計画書も提出しているが、出来はしませんね。どうせESだったんでしょ。そもそもGOFマウスを使ったテラトーマ実験で持ってる学生のntESを捏造に使わないということはありません。CAGのESを使ったら蛍光してしまう。こんな馬鹿な捏造なんてあり得ません。
若山さんが犯人です。若山さんは捏造なんてしていません。ただ、方便の嘘と、勘違いの実験をしていただけです。これだと人間性の自然からして理解可能なんですね。
若山さんはヴァカンティが特許申請した時万が一の時の言い訳として「僕のマウス」での実験だったという嘘の言い訳で逃げる計画を考えた。彼はそもそもヘテロマウスを使っていたので、大本のマウスがホモだということにしておけば実際がヘテロならESコンタミだったと言い逃れると考えたわけです。
でも、若山さんはすぐにそうしてヴァカンティをあきらめさせるという行動に出なかった。その原因が若山研で初めてOct4-GFPが大量に光るという現象が確認されたからです。キメラはできなかったが、若山さんはこれは何物かだと信じたんです。彼はntES化実験を本気で行っていて、まだ結果が出ていなかった。だからホモの話はすぐにはしなかったんです。

3.「僕のマウス」ESの作製(129/B6)

3と4の前後は不明ですが、「僕のマウス」ESは細胞リストには2012/4/19が樹立開始日と書かれている。しかし、若山さんの持ち出しリストでは2012/5/25となっている。報告書は出来上がったのが5月の半ばと書いているんですね。4/19という具体的な日付は実験ノートに書かれているのだと思われる。ヴァカンティの特許仮申請は4/25です。事前に小保方さんから伝えられているでしょうね。彼はまずいことになったなと考えていたでしょう。ただ、論文は落ちるという自信があり、事実落ちた。これで終わりだと思っていたら、ヴァカンティは諦めなかった、当たり前ですね。若山さんがあれはESコンタミだったみたいと言わない限りはあきらめませんね。
或いはあれはntES化してみたんだと本当のことを言わない限りはヴァカンティは諦めない。でも後者は結果が出ていない。研究中だ。自分の研究なのだからヴァカンティに本当のことを言うつもりもない。若山さんは小保方さんをリクルートしたいという望みと、自分のntES化技術の応用としてのSTAP研究を山梨で行いたいという望みを同時達成したがっている。二兎を追っている。

4.胎盤蛍光STAPキメラの発見(129/B6)

若山さんはキメラの胎盤が光っていると思った。欲目かもしれない。小保方さんに胎盤をいくつか渡した。つまりこの時、2月初頭の実験とは別に新たにSTAP細胞を作らせてSTAPキメラを作ったことになるが、既に検討したように、このキメラはFLSから作られたキメラではないかと思っている。ただし、STAPキメラだと言って胎盤を渡しているのだから、17日程度前には赤ちゃんマウスを渡していることになる。実際には使ってない。FLSの4Nキメラの胎盤だと思われる。小保方核使用ntESの胎盤が光ったということである。小保方さんに免染させた。
今となってはこれは小保方細胞核が原因ではなく、ntESの性質かもしれないとも考えられる。若山さんは当時未知であったGFPの漏れ出し蛍光に騙されて、小保方細胞核を移植したと思っていたが、その確率はとても低くて、単なるCD45細胞の核を移植しただけである可能性の方がはるかに高い。

5.CTSの作製、胎盤蛍光CTSキメラの作製(129/B6)

手記によれば胎盤が光ったという話になったのは2012年の春です。ところが桃子本では時期は分からないとしている。情報源は理研若山研の中で、関係者と書いているので、若山さん本人か奥さんの可能性が高い。他のラボ仲間は何も言えない筈なので、まあ、奥さんだと思っていて間違いないでしょうね。
なぜ2012年の春だとちゃんと言わないのか。時期を明示して何が悪いのか。STAPキメラというのはSTAP細胞の維持培養が1週間程度しかできないので、この時のキメラと言ってしまうと小保方さんに渡した赤ちゃんマウスがいつのだと小保方さんに分かってしまう。
桃子本では胎盤が光っていると言い出したのは誰か分からないということになっていて、記者会見で若山さんも誰だったか忘れたと答えているが、手記では若山さんから光っているから免染確認してくれと渡されたことになっている。桃子本では小保方さんがみんなの前に胎盤を持ってきたところから始まっているが、胎盤を切り出したのは若山さんに決まっている。何も取材してないということがわかる。質問もせずに言われたままに情報を垂れ流しているだけだ。特ダネのためなので、生活のための犯罪ですね。こういうのを羽織ゴロツキという。ジャーナリストではない。
胎盤をいくつか受け取った後に4月には後のFI-SCの研究に入ったようだと書かれているので、時期が3月末か4月の始めと推定できる。2月の初頭からFLSの実験に入っている。1か月以上後のことなので必ず、FLSとは違う時期に赤ちゃんマウスを渡していることになる。
FI-SCはGOFマウスでは作られていないという証言になっているが、Oct4-GFP蛍光している写真が論文に添付されている。若山さんは作った記憶が無いと言っていて、作って無いと断言していない。作っていなかったら論文添付写真は捏造だということになる。誰が撮影したものかと問われなければならない。桂調査は何も報告していない。
どちらかが嘘をついているんです。犯人はどちらかで、小保方さんのESコンタミ捏造は無い。すると若山さんということになるんです。若山さんということになると、ではなぜという問題が生じる。このことについて考えているのはここだけで他にはない。今もない。みんなでだんまりを決めこんでいる。これが文科省の判断なんです。その板の裏を捲ると白アリが大量に出てくるからです。若山さんを守るためではない。はは。スパイが多いねえ。そろそろ摘発しないといけないんじゃないかな。国外追放だな。

6.「僕のマウス」TSの作製(129/B6)

FI-SCは笹井さんがとても関心を抱いた現象ですが、あくまでもSTAP細胞のデリヴァティヴズとしての関心で、事実は単にntESの性質であった可能性が高い。ntESに胎盤異常が多いという原因との絡みで発生している現象ではないかと今となっては推測される。これはこれで若山さんの研究としてはとても重要な課題になりそうですね。小保方さんの細胞が何であるかとともに、それぞれ別途研究課題となるものだったでしょうが、どちらも今やできなくなってしまったのではないかな。
小保方さんの細胞は論文通りに三胚葉分化しなかったらただの捏造論文です。私は最初小保方さん犯人仮定で追っていました。理研でのキメラが小保方さんの捏造だったら三胚様分化もESによる捏造に決まっていると直感しましたから、早稲田の調査結果を読んでからティシュー論文を求めましたが、ど素人では手に入らない雑誌で、小保方さんの指導をしていて共著者のカレン博士がそれを自分のブログに公表してくれたのでやっと読めるようになった。なんだかひどい英文だと思いましたし、共著者に二人も米国人が居るのに、英文添削もしてくれないのかと思いましたが、彼らは英文には興味が無くて、報告されている事実にしか関心がないんですね。
三胚様分化したという事実だけです。これがESだったら当たり前の現象です。小保方さんはヴァカンティ研で3人の仲間と小島博士とカレン・ウェスターマン博士の指導の下に、分化確認をした。これはずっと後に小島さんが一部神経細胞分化は確認しています。
理研は再現実験時に三胚様分化確認はしたと思いますよね。常識的に小保方さんを疑うのだったらまずこの実験でしょう。この実験が嘘だったらキメラ確認なんて不要なんです。小保方さんを犯人だと決定できるではありませんか。それですべては終わる。ところが彼らはキメラ実験を行った。つまり、三胚様分化はしたのでしょうよ。三胚葉分化確認実験は2週間から6週間でできる。お金も大してかかりません。
三胚様分化確認実験を行って分化しなかったのにキメラ実験をすることはありません。問題は三胚葉確認実験もしないのにいきなりキメラ実験したのかということです。あり得ないと思いますがね。
小保方さんは2011年11月のキメラが出来る以前にメチル化確認実験を行っている。小保方さんの不正は二種類あって、キメラができているのだからこうであるべきだという実験事実の歪曲、もう一つがGFPが光っているのだからこうであるべきだという実験事実の歪曲で、メチル化実験はまだキメラは出来てない時点だということです。しかもこの時に若山さんの圧力があったことを桂報告は指摘している。
ここはOct4-GFPが光っているからメチル化解除されているはずだという強い思いがあって、それは若山さん自身にもあったんです。捏造しろなんて言うはずもないが、メチル化解除されているはずだぞということは言ってるはずです。このGFP蛍光が漏れ出しだなんて発想は誰にもありません。この時に、小保方さんがもちゃもちゃせずに、メチル化解除されてませんとダイレクトに報告したら、後に丹羽さんが確認した現象の発見に方向転換していたでしょう。小保方さんは自分の細胞がどんなに確率低くしか三胚葉分化しないかということを若山さん以上によく知っていたはずです。

ともあれ、ここで若山さんはこの蛍光細胞が何物かであることを強く信じた。そしてそれをntES化した。小保方さんがメチル化実験で不正をしなかったら、つまり、実験事実に忠実であったなら、若山さんはこの細胞をntES化してみようとは思わなかったかもしれない。それよりも、メチル化したままなのにどうしてOct4-GFPがこんなに光るのかという疑問に忠実な実験をしたでしょう。

舞い上がってるという感じがしますね。

7.ネイチャー誌のリジェクトを受けてのTCR再構成確認実験

2012年8月になると若山さんは理研の知財と、自分に51%、小保方さんに39%、ヴァカンティと小島に5%ずつの、幹細胞株化の特許申請手続きを始めたと手記にある。GRASヘの細胞提出はこの特許申請のためのデータづくりです。後のレター論文のためではありません。笹井さんが参加するなんて話は8月には爪の先ほども無い。

この話は小保方さんが手記の中で勝手に言ってるだけですが、理研側からもヴァカンティ側からも否定されていない。ヴァカンティは小保方さんに直接「僕を騙したのかい」と問い、彼女は「5年間も捏造のために没頭しない」と答えていて、ヴァカンティは今も特許申請維持している。手記は米語に翻訳されていてヴァカンティも読むし、小島さんは日本人なんだから当然読んで、嘘があったらヴァカンティに言いますよ。それどころか、その後に三胚葉分化確認実験をしてネスチンを発見したのは小島さんで、小保方さんの話に嘘が無いことは確認していて、ヴァカンティも彼女を信用している。
尤もヴァカンティももうキメラが若山さんの工作だというとは知ってしまっていて、特許のクレームは最初申請しなかったティシュー論文の成果に狭められてしまっている。でも、ヴァカンティにとってはこの特許の戦いしか自分の無実を証明する手段が無いんですね。米国だったら警察が入って調査して裁判で決着します。日本では役所の中の自主調査と再発防止という法の立て付けなので、ヴァカンティは日本の曖昧な決着の結論によって、米国での常識的処分に自主的に応じている。つまり、長期休職している。とても困っているわけです。日本で裁判してくれたらどんなにうれしいでしょうね。しかたないから間接的に特許申請で自分の身の潔白を示すしかない。ただ特許は認められたらティシュー論文の真実は証明されますが、認められなかった場合は、論文の真偽とは別に新規性の問題がありますから、身の潔白に関しては灰色のままに残ってしまう。その時はヴァカンティ氏が若山さんを米国法で訴訟する可能性は残るでしょうね。

取り敢えず小保方日記では彼女はどこかの研究室に拾われて今静かにしていることになっていますが、特許の方が決着したらまだ事件は蒸し返される可能性を秘めている。国の機関であるような仄めかしですが、研究そのものがどうなっているでしょうね。三胚葉分化したという事実は重いものですが、この細胞が新規の多能性細胞であるかどうかは別問題です。
日記は2016/10/10で終わった。3年経過しています。ヴァカンティの申請はまだ続いている。

他方、私の仮説である小保方細胞核使用ntES実験はどうなったのか。胎盤蛍光はヴァカンティと小保方さんの細胞とは無関係で、単に若山さんのntESキメラの胎盤蛍光であった可能性が高いのでした。ここに笹井さんがさまざまな検証を残してくれた。これがレター論文なんですよね。でも、今はまだその検討まではいかない。まだ笹井さんは参加していない。小保方さんの論文が最初のネイチャー提出でリジェクトされて、西川さんがTCR再構成の確認をしてみろとアドヴァイズしたところです。

この時、小保方さんはまず蛍光してない細胞と蛍光している細胞でTCR再構成確認した。順番として当然です。どちらも同じCD45陽性細胞だ。ではSTAP幹細胞はどうか。この実験を若山さんは小保方さんにやらせなかった。


8.幹細胞に関して小保方さんに直接やらせなかった

TCR再構成確認実験はネイチャーがリジェクトして、次のセル誌から記載されて、このことが書かれている。どういう書かれ方かは論文が無いので分からないが、最後のサイエンスの査読文は公表されていて、ここに、キメラのTCR結果に関してコメントされている。疑われている。
>>
The DNA analysis of the chimeric mice is the only piece of data that does not fit with the contamination theory. But the DNA fragments in the chimeras don’t look the same as those in the lymphocytes. This assay is not properly explained. If it is just an agarose gel then the small bands could be anything. Moreover this figure has been reconstructed. It is normal practice to insert thin white lines between lanes taken from different gels (lanes 3 and 6 are spliced in). Also I find the leading edge of the GL band suspiciously sharp in #2-#5.

ここでつけられていた図が何かは分かりません。後のネイチャー再投稿時には幹細胞とキメラの結果は丹羽さんがはずさせていますからありません。ここで白線を入れる話をしているのがアーティクルの図表とは限らないばかりか違う構成になっている図でしょう。

我々の仮説では若山さんは小保方さんの論文は通ってもらっては困るんです。キメラは別の実験のものだ。高名な雑誌にアクセプトされて知れ渡ると自分のやったことが捏造になってしまう。だから落ちてもらわないといけない。でも論文は書かせないとヴァカンティが小保方さんを手放さない。小保方さんを山梨大に連れてきて、ちゃんと本当のことを言ってから幹細胞化実験を共同研究したいんです。人には自分が何をやっているのかは教えたくない。
彼女が山梨に来ると言ってくれたら、初めてヴァカンティにはESのコンタミ事故があったようだと説明したらいい。あきらめてくれるだろう。
彼女が来ると言わなかったらどうなるのか。そのときもどうも後で調べたらESコンタミだったみたいだから、キメラができたことは間違いだったとして自分たちで研究してくれたらいいよといえばいい。

それがよりによって理研で採用してしまうなんて。オホホポエムは身勝手な本音を語っている。
>>
「世に倦む日々の人、竹市のこと信用してたのね。御愁傷様」
「竹市は本件をここまで深刻にした張本人です」


9.幹細胞とキメラTCR結果が若山さんの予期した結果で無かった可能性

でも、8月までの時点ではすべてが流動的ですね

①若山さんはまだ自分の研究すべてが終わっていない。
②TCR再構成確認結果はntESとしても予期しない結果ではないのか。
③小保方さんは8/21のサイエンス通知をもって3誌ともにリジェクトされた。でもまだ山梨に来ると言ってない。
④彼女が8月にGRAS提出した試料は若山さんの幹細胞化実験に絡むもので、自分の研究分ではない。
⑤手記では10月頃にラボ仲間も早く返事しないと言っている。若山さんはまだ誘い続けている。何しろ半年後には理研研究室は引き払って山梨で活動する。助手も早く決めないといけないのに彼女はまだ返事してない。
⑥11月10日頃に彼女はヴァカンティの許に帰った。


彼は4月初頭に胎盤が光ったのに小保方さんに免染を頼んだまま結果も聞かずにTS培地誘導実験を進めた。そしてCTSを作って、キメラ実験までしている。小保方さんにテラトーマ実験もさせている。
小保方さんは手記ではSTAP細胞由来キメラ胎盤をわたされているのだが、ここで「スフェアからのキメラマウスの胎盤だというものをいくつか渡され」という書き方をしている。酸浴細胞は長く培養維持できないので直前に作らされていたらそれと分かるが、ずっと以前のものだと凍結でもしておかないといけない。通常は帝王切開したての生ものである。小保方さんは事前に渡された赤ちゃんマウスの記憶が無かったのではないか。このことはなぜ2011/11/28のものとされるキメラ写真を免染時のキメラ写真としたのかと関係しているかもしれない。報告書はどうしてこれを調査しないのかな。両方に聞けばわかることだ。若山さんにでは渡した胎盤は何時のだと問えばいい。その時のキメラ写真は撮ったのか、渡したマウスの背景はと。どうして確認しないのか。どうして桃子に時期を言わなかったのかの理由とも連動している。
我々は小保方核使用ntESだと考えている。しかし、ここで仮に太田ESだったとして、胎盤が光るのは全部嘘だと。若山さんが騙されたのだと。しかし、騙された結果、太田ESをTS培地誘導したらCTSができて、そこからキメラとテラトーマもできた。胎児と胎盤のつなげたままのものもある。木星リストにある。
これらはすべて太田ESキメラだったのだと。胎盤は光ってないのだと。桂報告の推理はそういうことになる。

太田ESはTS培地で維持できるんだな。

以下のプロトコルは若山さんが教えたもののはずだ。
>>
FI stem cell conversion culture
1. STAP cell clusters were transferred to Fgf4-containing trophoblast stem-cell medium (Tanaka et al, Science, 1998) on MEF feeder cells in 96-well plates (Obokata, Nature, 2014b).
IMPORTANT
(i) TS medium consists of RPMI 1640 with 20% FBS, 1 mM Sodium Pyruvate, 100 µM 2-mercaptoethanol, 2 mM L-glutamine, 25 ng/ml of recombinant FGF4, and 1 µg/ml of heparin.
(ii) Different lots of FBS may results in significant differences in the behavior of cultured cells.
2. In most cases (40 of 50 experiments), colonies grew in 10–50% of wells in 96-well plates. In a minority of cases (10 of 50 experiments), no colony growth was observed and/or only fibroblast-like cells appeared.
IMPORTANT
(i) The cells in proliferative colonies also appear similar to fibroblasts, but gradually change morphology, coming to resemble epithelial cells.
3. The cells were subjected to the first passage during days 7–10 using a conventional trypsin method. Subsequent passages were performed at a split ratio of 1:4 every third day before they reached subconfluency.
IMPORTANT
The cells must not be dissociated completely. Partial dissociation is optimal to maintain viability and self-renewal, as seen in the case of embryo-derived trophoblast stem cells.



丹羽さんはこの培地はTSに適合的な培地だと書いている。むろん、小保方さんの細胞では樹立できない。桂報告書は太田FES1からなら樹立できると言ってることになるので、どうして樹立確認しなかったのか不思議ですね。簡単だよね。FES1は太田さんのところにあるし、培地はプロトコルに書かれている。残されたFES1ではだめだよね。FLSに中身が入れ替えられている。
FES1、2は受精卵ESだということになってますからね。胎盤は光らないよね。木星リスト-30度フリーザーの14~17番にFI-SCキメラの胎盤羊膜胎児の切片スライドがあるぜ。どうして調べないの?

このFI-SCに関して笹井さんが後にとんでもない検証実験を行ったことになってしまった。JAK阻害剤とBFPを使っていろいろと調べた。ただ、それはこの1年後の話で、この8月のAC129の実験の裏に有りそうな実験の真の目的が何か。2012/8/12に培養開始されている。FI-SCの実験は6,7月の実験ですね。その後にAC129の実験を行った。
サイエンスリジェクト通知は2012/8/21です。


(L氏コメントチェック)

わたしは常時チェックしているんですよ。

5627. L
2019年11月24日 03:34
割り込みすいません。大筋同意しますが、多少言い過ぎな気もするので。

>Oct4発現までは進んだ研究者もいましたが、調べたところ自家蛍光であると判明し、結果的にそこに参加していたすべての実験で再現できずでした。検証実験でも同様の結果、見解でした。

GFPレポーターでOct4プロモーター活性を検出できたのは、検証実験の筆頭著者だけです。他は、丹羽先生やデイリーを含め、いずれも自家蛍光との結論でした。 Oct4-GFPの再現は世界各国で不可能だったわけですが、検証実験は厳密に管理されており 、FACSを担当したのは筆頭著者ではないので、再現不能でも不正とは言えない事はご理解頂けると思います。世界のトップラボで再現できないからといって、そのような現象(酸浴でOct4-GFPが光る)が存在しないとは断定できない一つの事例であり、再現性だけで評価する事の危険性を感じます。

再現しなかった理由として、筆頭著者が何らかの技術を持ち合わせていた可能性がありますが、ご本人がそれを自覚していないか、きちんと詰めきれていなかったため、ブラックボックスになってますね。ちょっと不幸な事です。

もう一つの可能性として挙げられるのは、 使われたマウスの問題です。デイリーのラボのマウスは、Oct4プロモーターに改変が入っており、ナイーブ型ES細胞レベルまで初期化されないと光らないようになっています。プライム型ES細胞レベルの不十分な初期化でも光る理研のマウスとは異なっており、再現性を論じる上では問題と思われます。学さんの言い分にも一理あると思います。

5628. L
2019年11月24日 03:38
>検証実験や追試の結果から、彼女にはOct4を発現する細胞隗までは作れていたのでしょう。しかしその先の多能性確認で思ったような結果が出なかったので捏造、改ざんしてデータをそろえたと思われます。

キメラのデータがあったので、 「Oct4を発現する細胞隗までは作れていた上に、キメラまで作成されたため、多能性があるとの前提に立ったサポートデータを集める必要があり、その要請に応えるために不正でデータをそろえた。」くらいまでしか言えません。それでも不正は不正ですけどね。ES混入ルートが不明という制約下では、これ以上言えないですよね。

>小保方さんが不正をしないで誠実に真正のデータを残し、自家蛍光であると見極められていたら

適切なネガコンを設定して、自家蛍光をきちんと識別できる実験系を組んでいれば、不正の有無に関わらず、きちんと見極める事ができたと思います。この責任(実験系の不備)を、筆頭著者一人に負わすのか、チームで負うのか、という事です。

筆頭著者が不正をしないで誠実に真正なデータを残した場合でも、自家蛍光の誤認がそのままだと、Oct4-GFP偽陽性に基づいてキメラの実験に進んだと思われます。そこでES混入がおきれば、チーム全体で「行ける」という思い込みで突き進んでしまう可能性が高いと思います。Oct4-GFPのところでプロジェクトを止めるのに必要だったのは、真正なデータではなく、それが自家蛍光である事を判定できる実験系だったという事です。



①デイリーのラボのマウスは、Oct4プロモーターに改変が入っており、ナイーブ型ES細胞レベルまで初期化されないと光らないようになっています。

丹羽さんの使ったGOFも改変型だったのかな。
どういう仕組みでESレベルまでプロモーターが働いていることを認知する仕組みになってるのか解説を乞う。

丹羽さんのGFP漏れ出し現象に関して解説願いたい。自家蛍光との関係の説明。

因みに、小保方さんの細胞は丹羽実験でもOct4タンパク発現は確認されている。また、その細胞のトレースもローザGFPで確認されている。


********
丹羽さんの写真をつけようとして書き込み禁止になってしまって元のブログを破棄しました。Ooboeさんのコメントをここ本文に移しておきます。


コメント

分身さん達、お久しぶりです

Lさんとのお願いについての思い残念だけど了解です。
もう少ししたら、パートナーは
差し支えない範囲で
楠本さんに検察申告の件資料を順次UPしてもらう準備をしているところです。
2019/11/14(木) 21:22:28 | URL | #- [ 編集 ]











  1. 2019/11/25(月) 09:25:13|
  2. AC129
  3. | コメント:0
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